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東浩紀
  • 作家
東京レインボープライド2013、開催おめでとうございます! 「多様な個性に寛容な社会は誰にとっても生きやすい社会である」の理念に共感します。 日本では「寛容」という言葉が、しばしば「理解」「共感」と混同されます。多数派の方にマイノリティに対して寛容であれと言うと、「あいつらにそこまで親切にしなきゃいけないのかよ!」と逆ギレされることもしばしば。とはいえ、ぼくはそれは、この国が自らに設定している「理解」「共感」のハードルがあまりに高すぎるからだと思うのですね。日本人の多くは、LGBTを理解しろというと、自分もLGBTにならなければならないのかと身構えてしまう。つまりはまじめすぎるんです。しかし、本当はだれもそんなこと求めていない(ですよね?)。そうでなくて、大事なのは「違いを違いのまま認める」社会の実現。LGBTの気持ちを心から理解してもらう必要はないけれど、まああんなクイアなやつらがいるぞとみんながぼんやり認めてくれればいい。 みなさんの運動が、そんな、ある意味「テキトーな寛容」の起点になることを心より願っています。それは、LGBTだけではない、この国に生きるすべてのひとにとって必要な運動のはずなのです。(撮影:新津保建秀)